アリバイ会社 電話代行のオフィスサポート
アリバイ横丁って!? アリバイ会社ブログ
- 2007-09-26 (Wed)
- スタッフブログ
アリバイ横丁って知ってます?
大阪はキタ、梅田地下街に通称「アリバイ横丁」という商店街がある。
なにやら薄気味悪い名前だが、じつは「阪神ふるさと名産」という名前の全国各地の名産品を販売している店が並ぶ商店街である。
お土産の買い忘れ分を買ったり、ふるさとを懐かしんだり、昔はビジネスマンが架空の出張のアリバイ工作に利用したことから、いつからかそう呼ばれるようになった
アリバイ会社ブログ
アリバイ会社リンク集
アリバイ会社東京
アリバイ会社横浜
アリバイ会社在籍
アリバイ会社賃貸
アリバイ会社カード
アリバイ会社
アリバイ会社書類
保証人
大阪はキタ、梅田地下街に通称「アリバイ横丁」という商店街がある。
なにやら薄気味悪い名前だが、じつは「阪神ふるさと名産」という名前の全国各地の名産品を販売している店が並ぶ商店街である。
お土産の買い忘れ分を買ったり、ふるさとを懐かしんだり、昔はビジネスマンが架空の出張のアリバイ工作に利用したことから、いつからかそう呼ばれるようになった
アリバイ会社ブログ
アリバイ会社リンク集
アリバイ会社東京
アリバイ会社横浜
アリバイ会社在籍
アリバイ会社賃貸
アリバイ会社カード
アリバイ会社
アリバイ会社書類
保証人
- TrackBack (Close): -
アリバイ講義 アリバイ会社ブログ
- 2007-09-26 (Wed)
- スタッフブログ
アリバイ講義
ここでは“アリバイ”について書こうと思います。まず、“アリバイ”とは日本語で不在証明と書き、ある時刻にその場にいなかったことを“アリバイがあるといいます。ミステリ小説での“アリバイミステリ”は、犯行があった時間に、犯人は全く別の場所にいたように見えるという謎がテーマです。
“アリバイ”は日本では一般的なものですが、海外ではこのテーマのものは稀です。なぜ、このような状況になったのでしょうか?一つは、日本の交通機関が時刻表どおりに運行しているからです。もう一つは、鮎川哲也氏や松本清張氏などの巨匠と呼ばれる作家の出現によるものです。
次は“アリバイ講義”についてです。これは“密室講義”のように“アリバイ”を分析、分類しようと試みたものです。しかし、これをした作家は非常に少ないようです。判っているだけで鮎川哲也氏の『アリバイ・トリックについて(実技篇)』、有栖川有栖氏の『マジックミラー』、鯨統一郎氏の『ミステリアス学園』のみです。私の“アリバイ講義”は上記のお三方のものを踏襲しました
アリバイ会社ブログ
ここでは“アリバイ”について書こうと思います。まず、“アリバイ”とは日本語で不在証明と書き、ある時刻にその場にいなかったことを“アリバイがあるといいます。ミステリ小説での“アリバイミステリ”は、犯行があった時間に、犯人は全く別の場所にいたように見えるという謎がテーマです。
“アリバイ”は日本では一般的なものですが、海外ではこのテーマのものは稀です。なぜ、このような状況になったのでしょうか?一つは、日本の交通機関が時刻表どおりに運行しているからです。もう一つは、鮎川哲也氏や松本清張氏などの巨匠と呼ばれる作家の出現によるものです。
次は“アリバイ講義”についてです。これは“密室講義”のように“アリバイ”を分析、分類しようと試みたものです。しかし、これをした作家は非常に少ないようです。判っているだけで鮎川哲也氏の『アリバイ・トリックについて(実技篇)』、有栖川有栖氏の『マジックミラー』、鯨統一郎氏の『ミステリアス学園』のみです。私の“アリバイ講義”は上記のお三方のものを踏襲しました
アリバイ会社ブログ
- TrackBack (Close): -
アリバイ会社が選ぶアリバイ小説
- 2007-09-26 (Wed)
- スタッフブログ
アリバイ会社セレクト!アリバイ本1
鮎川哲也の長編ベスト3~アリバイ~
アリバイ小説、鮎川哲也の小説を読んでいないかたにその魅力の源を正確に伝えるのは、案外厄介な作業です。昔はアリバイ崩しの専門家とみなされ、最近では謎解き小説の雄という評価が定まりつつあると思うのですが、そのふたつの側面をひとつの像に結ばせるのが難儀なことなのです。アリバイ崩しにしても謎解き小説にしても書き手によってさまざまな姿を見せるものだということが、誰にとっても本当には実感されないからです。
以下のベスト3はごくオーソドックスな内容ですが、コメントで多少なりともそのあたりのことに触れられればと考えています。では、始めるとしましょう。
アリバイ会社オフィスサポートブログ
鮎川哲也の長編ベスト3~アリバイ~
アリバイ小説、鮎川哲也の小説を読んでいないかたにその魅力の源を正確に伝えるのは、案外厄介な作業です。昔はアリバイ崩しの専門家とみなされ、最近では謎解き小説の雄という評価が定まりつつあると思うのですが、そのふたつの側面をひとつの像に結ばせるのが難儀なことなのです。アリバイ崩しにしても謎解き小説にしても書き手によってさまざまな姿を見せるものだということが、誰にとっても本当には実感されないからです。
以下のベスト3はごくオーソドックスな内容ですが、コメントで多少なりともそのあたりのことに触れられればと考えています。では、始めるとしましょう。
アリバイ会社オフィスサポートブログ
- TrackBack (Close): -
おすすめアリバイ小説 アリバイ会社ブログ
- 2007-09-26 (Wed)
- スタッフブログ
アリバイ会社セレクト!アリバイ本3
アリバイ小説『黒い白鳥』(創元推理文庫)
アリバイ崩し小説のなかでも、鉄道などの時刻表を材料に全編の謎解きがおこなわれるものは、一般に流布しているイメージほどには多くありません。長編ともなれば、さまざまな副トリックや小道具をしつらえ、その総合力で勝負する必要があるからです。そんななかにあって、鉄道アリバイ崩しの最高傑作と呼ぶに足るのが本書(『憎悪の化石』と、日本探偵作家クラブ賞を同時受賞しました)でしょう。角川文庫版の荻昌弘の解説が過不足なくその美点を伝えてくれます。
……『黒い白鳥』は、鮎川哲也独特の鉄道トリックのなかでも、ふだんわれわれ日本人の盲点となっている……を、非常にみごとに、しかも、さりげなく、キーポイントとしている点が、今なお新鮮であり、読者に強烈なショックを与える原動力ともなっている。……再読してはじめて、この探偵小説の価値は、氏が、単に時刻表からトリッキイな一列車をみつけだした、などという毎度の発見にあるのではなく、「時刻表」や鉄道の機構そのものにひそんでいる日本的な(以上四字に傍点・引用者註)盲点を、心理的に鮮やかに活用しきっている創見を、思い知ったのである。……本作品の真価は最後の最後の、鬼貫による種明かしの、しょい投げ的効果にある。つまり最後の二ページにいたって、殆どの読者は、事件解決のカギは既に小説のすべりだしといえる部分に……示されてあったことを思い知らされ、わが身のうかつさに唖然とするのである。
アリバイ会社オフィスサポートブログ
アリバイ小説『黒い白鳥』(創元推理文庫)
アリバイ崩し小説のなかでも、鉄道などの時刻表を材料に全編の謎解きがおこなわれるものは、一般に流布しているイメージほどには多くありません。長編ともなれば、さまざまな副トリックや小道具をしつらえ、その総合力で勝負する必要があるからです。そんななかにあって、鉄道アリバイ崩しの最高傑作と呼ぶに足るのが本書(『憎悪の化石』と、日本探偵作家クラブ賞を同時受賞しました)でしょう。角川文庫版の荻昌弘の解説が過不足なくその美点を伝えてくれます。
……『黒い白鳥』は、鮎川哲也独特の鉄道トリックのなかでも、ふだんわれわれ日本人の盲点となっている……を、非常にみごとに、しかも、さりげなく、キーポイントとしている点が、今なお新鮮であり、読者に強烈なショックを与える原動力ともなっている。……再読してはじめて、この探偵小説の価値は、氏が、単に時刻表からトリッキイな一列車をみつけだした、などという毎度の発見にあるのではなく、「時刻表」や鉄道の機構そのものにひそんでいる日本的な(以上四字に傍点・引用者註)盲点を、心理的に鮮やかに活用しきっている創見を、思い知ったのである。……本作品の真価は最後の最後の、鬼貫による種明かしの、しょい投げ的効果にある。つまり最後の二ページにいたって、殆どの読者は、事件解決のカギは既に小説のすべりだしといえる部分に……示されてあったことを思い知らされ、わが身のうかつさに唖然とするのである。
アリバイ会社オフィスサポートブログ
- TrackBack (Close): -
おすすめアリバイ小説 アリバイ会社ブログ
- 2007-09-26 (Wed)
- スタッフブログ
●1 『黒いトランク』(創元推理文庫)
まず断わっておきますと、アリバイ崩しを扱った鮎川哲也の長編を読もうというかたに、これを最初に薦めるべきではないかもしれない、という危惧を僕は抱いています。この小説は極端であり、それゆえ馴染んでいない読者のなかには“ついていけない”と感じるひともあることでしょう。たとえば、エラリー・クイーンを薦めるに際して、いきなり『ギリシア棺の謎』を挙げるようなものです。にもかかわらず本書を第一に推すのは、やはりあの過剰なまでの面白さを抜くものがないからであり、アマチュアリズムが達成した最高の成果がここにあることを強調しておきたかったからにほかありません。21歳のときにこしらえた〈国内長編推理小説ベター10〉で、当時の僕は順不同としながらも本書をそのあたまに置いて、次のようなコメントを添えました。
……中でも(鮎川哲也のアリバイ崩し物の・引用者註)きわめつけの作品がこれです。あれだけ複雑――煩雑ではありません――な犯罪を明晰な論理で解明、かつその過程を読者に何の負担もかけることなく、むしろ無類の興味をもって読み進ませる力量は偉大としか言いようがありませんし、初期の作品らしく「事実、犯人が設定した巧妙をきわめた論理的な陥穽は、このトランクのからくりと難攻不落のアリバイとを砦として、鬼貫を徹底的にくるしめることになるのだった」とか「この靴磨きの少年との対話は、一見無意味であったように思えるけれど、後日になってみると、ここにアリバイトリックを破る鍵の一つがひそんでいたことを知らされるのである」とかいった稚気あふれる――もっとも作者の表現にはいささかの誇張もないのですが――文章も散見され、嬉しくなってしまいます。
付け加えるなら、しかし『黒いトランク』という一作には、小説としての興趣もまた静かに盛られているのではないでしょうか。鮎川哲也が創造した名探偵・鬼貫警部。このひとの前にいかなるアリバイが立ちふさがろうとも、必ず鮮やかに解体されてしまう。そんな揺るぎない信頼感を与えてくれるという意味で、まさしくプロフェッショナルな存在ですが、本書ではかつて恋した女性のために謎を解かねばならない立場に置かれます。いわばこれは、鬼貫警部自身の事件であるわけです。鬼貫はけっして声高に感傷を、愛情を語りません。ただ、難解きわまる事件を相手に、黙々と調査と思考を積みあげていく。そこに……千万言をついやしてもあらわせない想いがみえることも、確かにあるのです。
●2 『死のある風景』(創元推理文庫)
このベスト3に特徴があるとしたら、本書をこの位置に据えたことでしょう。三位の『黒い白鳥』と遜色ない出来ばえだと思いますが、僕にとっては鮎川流アリバイ崩し小説にはじめて接したのがこの一冊であり、時刻表アリバイ崩し小説=退屈、という予断を粉微塵にしてくれた作として特別な存在なのです。『黒いトランク』がアマチュアリズムの結晶だとするなら、本書は、名実ともにプロ作家となった鮎川哲也が熟練の腕前を発揮した作品と言うべきでしょう。謎解き小説としての完成度といい、自然に愉しめる小説ともなりえている点といい、初心者に薦めたいという意味では『黒い白鳥』と双璧をなします。忘れられないのは、終盤“一本の鉛筆から”と題された章で、仮説と必然の論理をたどる鬼貫警部が、推理の軌跡が別の軌跡と交錯する瞬間を目撃し、解明に必要な閃きを得るくだりです。エラリー・クイーン流の論理重視の謎解き小説の醍醐味を、かくも見事に体現した場面はめったにあるものではありません。
●3 『黒い白鳥』(創元推理文庫)
アリバイ崩し小説のなかでも、鉄道などの時刻表を材料に全編の謎解きがおこなわれるものは、一般に流布しているイメージほどには多くありません。長編ともなれば、さまざまな副トリックや小道具をしつらえ、その総合力で勝負する必要があるからです。そんななかにあって、鉄道アリバイ崩しの最高傑作と呼ぶに足るのが本書(『憎悪の化石』と、日本探偵作家クラブ賞を同時受賞しました)でしょう。角川文庫版の荻昌弘の解説が過不足なくその美点を伝えてくれます。
……『黒い白鳥』は、鮎川哲也独特の鉄道トリックのなかでも、ふだんわれわれ日本人の盲点となっている……を、非常にみごとに、しかも、さりげなく、キーポイントとしている点が、今なお新鮮であり、読者に強烈なショックを与える原動力ともなっている。……再読してはじめて、この探偵小説の価値は、氏が、単に時刻表からトリッキイな一列車をみつけだした、などという毎度の発見にあるのではなく、「時刻表」や鉄道の機構そのものにひそんでいる日本的な(以上四字に傍点・引用者註)盲点を、心理的に鮮やかに活用しきっている創見を、思い知ったのである。……本作品の真価は最後の最後の、鬼貫による種明かしの、しょい投げ的効果にある。つまり最後の二ページにいたって、殆どの読者は、事件解決のカギは既に小説のすべりだしといえる部分に……示されてあったことを思い知らされ、わが身のうかつさに唖然とするのである。
●別格 『りら荘事件』(創元推理文庫)
アリバイ崩し物とはいえない長編を一作だけ挙げておきましょう。
一軒の屋敷に発生した連続殺人事件を、鮎川哲也が創造したもう一人の名探偵・星影龍三が快刀乱麻を断つごとく解決してみせる、華やかな謎解き小説です。1980年代後半に登場した日本の新本格派の、遥かな先駆ともいうべきアリバイ小説の作品ですが、展開のさせかたにせよ、けれんの仕掛けかたにせよ、技法的には完成の域に達しています。同じ連続殺人を扱った謎解き長編の名作として横溝正史の『獄門島』(『日本探偵小説全集 横溝正史集』所収)あたりと比較すれば、本書が新本格派寄りのモダンな仕上がりであることが呑みこめるでしょう。お気に召したかたは『五つの時計』に収められた「薔薇荘殺人事件」をどうぞ。犯人捜しアリバイ小説の傑作です。
アリバイ会社オフィスサポートブログ
- TrackBack (Close): -
アリバイ会社セレクト!アリバイ本4 アリバイ会社ブログ
- 2007-09-26 (Wed)
- スタッフブログ
アリバイ会社セレクト!アリバイ本4
鮎川哲也の小説を読んでいないかたにその魅力の源を正確に伝えるのは、案外厄介な作業です。昔はアリバイ崩しの専門家とみなされ、最近では謎解き小説の雄という評価が定まりつつあると思うのですが、そのふたつの側面をひとつの像に結ばせるのが難儀なことなのです。アリバイ崩しにしても謎解き小説にしても書き手によってさまざまな姿を見せるものだということが、誰にとっても本当には実感されないからです。
以下のベスト3はごくオーソドックスな内容ですが、コメントで多少なりともそのあたりのことに触れられればと考えています。では、始めるとしましょう
アリバイ会社オフィスサポートブログ
鮎川哲也の小説を読んでいないかたにその魅力の源を正確に伝えるのは、案外厄介な作業です。昔はアリバイ崩しの専門家とみなされ、最近では謎解き小説の雄という評価が定まりつつあると思うのですが、そのふたつの側面をひとつの像に結ばせるのが難儀なことなのです。アリバイ崩しにしても謎解き小説にしても書き手によってさまざまな姿を見せるものだということが、誰にとっても本当には実感されないからです。
以下のベスト3はごくオーソドックスな内容ですが、コメントで多少なりともそのあたりのことに触れられればと考えています。では、始めるとしましょう
アリバイ会社オフィスサポートブログ
- TrackBack (Close): -
アリバイ小説 鮎川哲也のことば アリバイ会社ブログ
- 2007-09-26 (Wed)
- スタッフブログ
アリバイ小説 鮎川哲也のことば
鮎川哲也のことば
アリバイ物は、同じ本格派仲間の犯人の意外性をねらった形式の小説に比べると、創作するのにはるかに容易だというのが私の持論である。縦横に伏線をはりめぐらし、赤い鰊をばらまくという作業は、誰にでもできるというものではなかろう。私にしても<りら荘>一篇でネを上げて了い、爾来、一本も書いていない。というよりも、書けないのだ。これに反してアリバイトリックには一定のパターンがある。それをとっかえ引っかえ用いてゆけばよいのだから、こんな楽な仕事はない。(中略)
私にとってアリバイ物の難しさは、読者が意外に思うであろうところにある。謎を解くきっかけを如何に設定するか、ということがそれだ。松本氏の<時間の習俗>中で最も印象にのこっているのが、容疑者が必要とする筈のない定期券を求める場面であるのも、それが事件を解決に導く決定的なポイントとなっているからであろう。本格物を評価しようというときは、こうした点に示された作者の手腕を見逃してはならない。
アリバイ物がある程度の読者の支持を得ているのは、不可能興味が強烈だからだと私は考える。その点では密室物と似ていなくもないが、密室物が非現実的なおもむきを呈し、ともすればマニアのためのトリックという印象をぬぐえないことに対して、アリバイ物はいかにもありそうな話が素材になっている。それが昨今の読者の好みに合うのではないか。したがって、今後も、SFやハードボイルドとまではいかないにしても、アリバイ物のあたらしい作家の登場が予想されるのである。
「即席アリバイ・トリック調理法」より
アリバイ会社ブログ
鮎川哲也のことば
アリバイ物は、同じ本格派仲間の犯人の意外性をねらった形式の小説に比べると、創作するのにはるかに容易だというのが私の持論である。縦横に伏線をはりめぐらし、赤い鰊をばらまくという作業は、誰にでもできるというものではなかろう。私にしても<りら荘>一篇でネを上げて了い、爾来、一本も書いていない。というよりも、書けないのだ。これに反してアリバイトリックには一定のパターンがある。それをとっかえ引っかえ用いてゆけばよいのだから、こんな楽な仕事はない。(中略)
私にとってアリバイ物の難しさは、読者が意外に思うであろうところにある。謎を解くきっかけを如何に設定するか、ということがそれだ。松本氏の<時間の習俗>中で最も印象にのこっているのが、容疑者が必要とする筈のない定期券を求める場面であるのも、それが事件を解決に導く決定的なポイントとなっているからであろう。本格物を評価しようというときは、こうした点に示された作者の手腕を見逃してはならない。
アリバイ物がある程度の読者の支持を得ているのは、不可能興味が強烈だからだと私は考える。その点では密室物と似ていなくもないが、密室物が非現実的なおもむきを呈し、ともすればマニアのためのトリックという印象をぬぐえないことに対して、アリバイ物はいかにもありそうな話が素材になっている。それが昨今の読者の好みに合うのではないか。したがって、今後も、SFやハードボイルドとまではいかないにしても、アリバイ物のあたらしい作家の登場が予想されるのである。
「即席アリバイ・トリック調理法」より
アリバイ会社ブログ
- TrackBack (Close): -